
昭和世代の皆様こんにちは!
本日は「パソコンが重い!」という永遠の課題についてお話しします。アナログ世代の皆さんにとって、パソコンの調子が悪くなると買い替えちゃう人も見られますが、なぜパソコンが重くなるのか、その原因と対策について詳しく解説していきます。定量情報を交えて、わかりやすく説明しますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事がぴったりな方は
・メンテナンスとかわからない
・重いから買い替えたことがある人
・デスクトップアイコンがぐちゃぐちゃの人
パソコンが重くなる原因

パソコンが重くなる原因は大きく分けて以下の6つに分類できます:
- メモリ不足
- ディスクの空き容量不足
- 不要なプログラムやファイルの存在
- ウイルスやマルウェアの感染
- 古いハードウェア
- ソフトウェアの設定や更新の問題
それでは、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
メモリ不足
メモリとは、パソコンが作業を行う際に一時的にデータを保存する場所です。メモリが不足すると、パソコンの動作が遅くなります。例えば、複数のプログラムを同時に開くと、メモリの使用量が増え、パソコンが重くなります。
メモリの確認方法
Windowsの場合:
- 1. タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Escキーを同時に押す)。
- 2. 「パフォーマンス」タブを選択し、「メモリ」をクリック。
- 3. メモリ使用量を確認。
一般的に、4GBのメモリを搭載したパソコンでは、ブラウジングや文書作成などの軽い作業には十分ですが、動画編集やゲームなどの重い作業には8GB以上が推奨されます。
メモリの使用量
以下は、一般的な作業におけるメモリ使用量の目安です:
- インターネットブラウジング:1GB
- 文書作成:500MB
- 動画再生:2GB
- ゲームプレイ:4GB〜8GB
- 動画編集:8GB以上
ディスクの空き容量不足

パソコンのハードディスク(またはSSD)がいっぱいになると、動作が遅くなります。これは、ディスクがデータの読み書きに時間を要するためです。特に、システムドライブ(通常はCドライブ)がいっぱいになると、Windowsの動作が非常に遅くなります。
ディスクの空き容量確認方法
Windowsの場合:
- 1. エクスプローラーを開く(Windowsキー + Eキーを同時に押す)。
- 2. 「PC」をクリックし、ディスクの使用状況を確認。
一般的に、ディスクの空き容量は全体の10〜20%を確保しておくことが推奨されます。例えば、500GBのハードディスクなら、50GB〜100GBの空き容量が必要です。
ディスクの使用状況
以下は、一般的な使用状況におけるディスク容量の目安です:
- OSと基本ソフトウェア:50GB
- 写真や動画:100GB
- 音楽:50GB
- ゲーム:100GB〜200GB
- その他のデータ:50GB
不要なプログラムやファイルの存在
不要なプログラムやファイルが多いと、ディスクの空き容量を圧迫し、パソコンの動作が遅くなります。特に、スタートアッププログラム(パソコン起動時に自動的に実行されるプログラム)が多いと、起動時間が長くなります。
不要なプログラムの確認と削除方法
Windowsの場合:
- 1. 「設定」を開く(Windowsキー + Iキーを同時に押す)。
- 2. 「アプリ」をクリック。
- 3. 不要なプログラムを選択し、「アンインストール」をクリック。
ウイルスやマルウェアの感染
ウイルスやマルウェアは、パソコンの動作を遅くする大きな原因の一つです。これらはバックグラウンドで動作し、システムリソースを消費するため、パソコンのパフォーマンスが低下します。
ウイルスやマルウェアの確認方法
ウイルス対策ソフトを使用して定期的にスキャンを行いましょう。Windowsには標準で「Windows Defender」が搭載されています。これを使用してウイルススキャンを行うことができます。
ウイルス対策ソフトの利用率
2023年の調査によると、全世界の約70%のユーザーが何らかのウイルス対策ソフトを使用しています。これにより、ウイルスやマルウェアからパソコンを守り、動作の遅延を防いでいます。
古いハードウェア
パソコンのハードウェアが古いと、新しいソフトウェアやOSの要求に応えられず、動作が遅くなります。特に、CPUやGPU、メモリが古いと、最新のアプリケーションやゲームを快適に動作させることが難しくなります。
ハードウェアの確認方法
Windowsの場合:
- 1. 「設定」を開く(Windowsキー + Iキーを同時に押す)。
- 2. 「システム」をクリック。
- 3. 「情報」を選択し、パソコンのスペックを確認。
一般的に、5年以上経過したパソコンはハードウェアの更新が必要になる場合があります。
パソコンの寿命

以下は、一般的なパソコンパーツの寿命の目安です:
CPU:7〜10年
- GPU:5〜7年
- メモリ:5〜7年
- ハードディスク:3〜5年
- SSD:5〜7年
ソフトウェアの設定や更新の問題
ソフトウェアが最新バージョンでない場合や、設定が適切でない場合もパソコンの動作が遅くなることがあります。特に、Windowsのアップデートやドライバの更新は、定期的に行うことが重要です。
ソフトウェアの更新確認方法
Windowsの場合:
- 1. 「設定」を開く(Windowsキー + Iキーを同時に押す)。
- 2. 「更新とセキュリティ」をクリック。
- 3. 「Windows Update」を選択し、「更新プログラムのチェック」をクリック。
パソコンを軽くするための対策
メモリの増設
メモリの増設は、パソコンのパフォーマンスを向上させる最も効果的な方法の一つです。例えば、4GBのメモリを8GBに増設することで、複数のプログラムを同時に実行しても動作が遅くなりにくくなります。
メモリ増設の手順
- 1. パソコンの取扱説明書を確認し、対応するメモリの種類と最大容量を確認。
- 2. 対応するメモリを購入(例えば、DDR4 8GBのメモリモジュールなど)。
- 3. パソコンの電源を切り、電源ケーブルを外す。
- 4. パソコンのケースを開け、メモリスロットに新しいメモリを挿入。
- 5. ケースを閉じ、電源ケーブルを接続してパソコンを起動。
メモリの増設効果
メモリの増設による効果は以下の通りです:
- 起動時間の短縮
- アプリケーションの起動速度向上
- マルチタスクの効率化
ディスクのクリーンアップ
ディスクのクリーンアップを行うことで、不要なファイルを削除し、ディスクの空き容量を増やすことができます。これにより、パソコンの動作が改善されることがあります。
ディスククリーンアップの手順
Windowsの場合:
- 1. 「ディスククリーンアップ」ツールを開く(スタートメニューで検索)。
- 2. クリーンアップするディスクを選択。
- 3. 不要なファイル(例:一時ファイル、システムキャッシュなど)を選択し、「OK」をクリック。
ディスククリーンアップの効果
ディスククリーンアップの効果は以下の通りです:
- ディスクの空き容量増加
- パソコンの動作速度向上
- システムの安定性向上
不要なプログラムのアンインストール
不要なプログラムをアンインストールすることで、ディスクの空き容量を増やし、パソコンの動作を軽くすることができます。
プログラムのアンインストール手順
Windowsの場合:
- 1. 「設定」を開く(Windowsキー + Iキーを同時に押す)。
- 2. 「アプリ」をクリック。
- 3. 不要なプログラムを選択し、「アンインストール」をクリック。
アンインストールの効果
プログラムのアンインストールによる効果は以下の通りです:
- ディスクの空き容量増加
- 起動時間の短縮
- システムの安定性向上
ウイルス対策
ウイルス対策ソフトを使用して、定期的にスキャンを行いましょう。これにより、ウイルスやマルウェアの感染を防ぎ、パソコンの動作を維持できます。
無料のウイルス対策ソフト例
- Avast Free Antivirus:無料で利用できるウイルス対策ソフトで、リアルタイム保護機能を備えています。
- AVG AntiVirus Free:こちらも無料で利用でき、定期的なスキャンやリアルタイム保護を提供します。
ウイルス対策の効果
ウイルス対策による効果は以下の通りです:
- システムの安定性向上
- パソコンの動作速度維持
- データの保護
ハードウェアのアップグレード
パソコンのハードウェアをアップグレードすることで、動作が遅い問題を解決することができます。特に、以下のパーツをアップグレードすることが効果的です:
- SSD:ハードディスクをSSDに換装することで、データの読み書き速度が大幅に向上し、パソコンの起動時間やアプリの起動速度が速くなります。
- メモリ:前述の通り、メモリを増設することでパフォーマンスが向上します。
- CPU:CPUを最新のものにアップグレードすることで、全体的な処理能力が向上します。
ハードウェアアップグレードの効果
ハードウェアアップグレードによる効果は以下の通りです:
- 起動時間の短縮
- アプリケーションの起動速度向上
- ゲームや動画編集のパフォーマンス向上
ソフトウェアの更新と設定の最適化
ソフトウェアを最新バージョンに保つことで、パフォーマンスの向上やセキュリティの強化が図れます。また、設定を最適化することで、パソコンの動作を軽くすることができます。
ソフトウェアの更新手順
Windowsの場合:
- 1. 「設定」を開く(Windowsキー + Iキーを同時に押す)。
- 2. 「更新とセキュリティ」をクリック。
- 3. 「Windows Update」を選択し、「更新プログラムのチェック」をクリック。
設定の最適化
以下は、パソコンの設定を最適化するための具体的な手順です:
1. スタートアッププログラムの管理:
-タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Escキーを同時に押す)。
-「スタートアップ」タブを選択し、不要なプログラムを無効にする。
2. 視覚効果の調整:
-「設定」を開く(Windowsキー + Iキーを同時に押す)。
-「システム」をクリックし、「詳細設定」を選択。
– 「パフォーマンス」の「設定」をクリックし、「パフォーマンスを優先する」を選択。
3. ディスクのデフラグ:
– 「ディスクデフラグ」ツールを開く(スタートメニューで検索)。
– デフラグするディスクを選択し、「最適化」をクリック。
まとめ
パソコンが重くなる原因は様々ですが、適切な対策を講じることでパフォーマンスを改善することができます。メモリの増設やディスクのクリーンアップ、不要なプログラムのアンインストール、ウイルス対策、ハードウェアのアップグレード、ソフトウェアの更新と設定の最適化など、これらの方法を試してみてください。
アナログ世代の皆さんにとって、パソコンのトラブルはストレスの原因となりますが、基本的な知識を持って対処することで、快適なコンピュータライフを送ることができます。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

少し謎が解けたと思います。車も車検とおしておかないと故障や具合が悪くなったりすることがあるように、PCも実はメンテナンスが必要な代物なのです。メンテ後はほんとうに快適になるので、絶対やるべき作業のひとつです。ライフローでもお手伝い可能なので、連絡お待ちしてます☆